花舞う京都は、不安の嵐

前回のあらすじ

非常に狭い範囲で流行っているRCカーの紹介で、その魅力のわずかばかりを紹介した、石井と笹川。
今回も数字を取りに行くため、社長とN沢くんの出張話に全てをかける石井。

舞台は「京都」。はてさてどうなることやら…

花舞う京都は、不安の嵐

 

石「さて、今回のネタはN沢くんの出張ネタなんだけど、彼、大丈夫かなぁ…」
笹「そんなに心配なんですか?」
石「彼、いいとこでハズすから」
笹「残念なところがあると…」
石「しかし今回の出張は彼主導ですからね、よほどでないとポカらないと思いますが」
笹「なんでしたっけ?洗浄機?」
石「詳しくは書けませんが、『とある汚れの落ちにくい、巨大なものを美しく蘇らせよう』という案件です」
笹「厚みはないけど長いんでしたっけ?」
石「ええ、メルマガをご覧の皆様もきっと見たことがある『アレ』です」
笹「ともかく今回彼が持ち帰ったネタを精査してみましょうよ?」
石「…そうですね。ここは彼を信じてみましょう」
笹「どれどれ…」
石「…んー」
「あーー…」

 

 

石「やってくれましたね」
笹「すべて社長のフォーカスですね」
石「どこにもN沢がいやしねぇーー!」
笹「しかもタイトル『花舞う』なのに桜が1ミリも出できてないですね」
石「…初めてですよ、ここまで私をコケにしたお◯鹿さんは…」
笹「とある宇宙の帝王様じゃないですか」
石「新幹線で爆睡こいてるウチの社長の写真は無論使いますが、もう少し風景的なものを入れてくれねば季節感が出ませんね」
笹「石井さん」
石「なんですか?」
笹「これ『京都』なんですよね?」
石「…これについては少々誤解がありました」
笹「ほぉ、誤解が」
石「そうです。実は事前に伺う会社が大阪にあるということから、『京都近いじゃん桜舞う京都なんて風流だし行ってみなよ』という言葉が刷り込まれ目的地までが京都になってしまったという…」
笹「刷り込まれたのは…?」
石「私ですが、ナニカ?ええ、ビッグな勘違いでしたよ」
笹「誤解もへったくれもないじゃないですか」
石「ともかく今回の舞台は大阪です」

鼻膨らむ大阪は、食の街

 

笹「写真を見るに、ラーメン屋ですかね?」
石「ここまで、桜1本もなし」
笹「都会のジャングルと社長の顔」

 

 

石「でも美味そうなラーメンじゃないですか?有名なんですかね?」
笹「調べたところめちゃくちゃ有名みたいですよ、ここ」
石「ほう?なんぞ海苔に文字が書いてありますね」
笹「色んな文字があるらしいですよ」
石「だというのに、ラーメンのアップで文字が霞むあたりが…」
笹「…これは、やってますね」
石「洗浄機の画像や動画はしっかり撮ってるのにねぇ」
笹「他の写真は…」

 

 

石「これは…どこかのレストランでしょうか?」
笹「すでに夜ですね」
石「んん?このメニューどこかで見たことがあるような?」
笹「びっくりドンキーじゃないですか、ここ?」
石「ものすごく近くに感じる…」
笹「美味しいですけどね」

 

 

石「ここでも白飯を頬張る社長のわんぱくぶり」
笹「次の日の朝、絶対もたれるやつだわ」
石「私、この若さはすでに置いてきました」
笹「ただ糖尿で気をつけてるだけじゃないです?」
石「ご心配なく。間食はほどほどにしています!」
笹「治す気がない」

夜の大阪の港は、美しい??アレぇ?

石「まあ、全体的に無難に終わったようですね、資料はすくないですが」
笹「あのー…石井さん」
石「なんです?」
笹「この写真ですけど」
石「??」

 

笹「……」
石「神戸ポートタワーですね」
笹「ですね」
石「…は?神戸じゃん!大阪じゃないじゃねぇか!!」
笹「なぜに神戸に?」
石「ということは、このびっくりドンキーの写真は神戸ですか」
笹「そのようですね、後ろのクルーズ船もバッチリですね」
石「神戸行くなら京都も行けたのでは?近いよね?」
笹「同じくらいかな?大阪の場所にもよりますが」
石「そこは近いと言っていただかないと後の会話が続きません」
笹「ウソはだめですから」
石「どうせなら京都も行って三都物語してほしかった…」
笹「古っ!知りませんよ。今の世代は」
石「今でもあるんじゃないの?」
笹「たぶん…?」
石「今回はもう広げようがないのでここまでにして」
笹「あっさりしてるなぁ」
石「次回はどちらにしようかな・・・?」
笹「を?2択なんです?」
石「ええ。前のRCカーの続きか、青森の荒獅子か」
笹「青森の荒獅子…」
石「あ、私が勝手に思っているだけなんでバレたらお叱りをうけます」
笹「コラムでバレると思いますけどね」
石「これもN沢くん案件なんですが、私も少々噛んでるので」
笹「面白いじゃないですか、青森で行きましょう!」
石「良しっ!」

次回!!「燃えろ!RCカー!激闘編!!」につづく・・・

笹「おい…」

 

 

登場人物紹介

石井・・・営業部所属の他業種経験豊富なゲーム大好き男。今年44歳。足のサイズは31㎝。前職の影響で糖尿病(軽度)を患う。
笹川・・・社内広報と音楽講師の2足のわらじを履く男。お菓子大好き。毎日、袋いっぱいのお菓子(チョコ多め)を消費するファンキーなヤツ。

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