グッドデザイン賞を受賞したフェイスシールドの金型はコレだ!
新型感染症の拡大をきっかけに、フェイスシールドは「誰もが使う製品」へと変わりました。
その中で、私たちの 「HIRAX AIR shield」 は、機能性とデザイン性の両立が評価され、グッドデザイン賞を受賞しました。

しかし、この製品の価値は表面のデザインだけではありません。
その裏側には、長年培ってきた 射出成形金型技術 が存在しています。
今回は、金型メンテナンスサイトでも事例として紹介している射出成形金型を交えながら、HIRAX AIR shieldを支えた技術についてご紹介します。
コラム内容
射出成形金型とは何か?
射出成形とは、溶かした樹脂を金型に流し込み、冷却して固めることで製品を作る加工方法です。
そして、その品質を決定づけるのが「金型」です。

金型には以下のような役割があります。
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・製品の形状を正確に再現する
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・寸法精度を安定させる
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・表面品質を左右する
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・生産効率を決める
つまり、金型の出来が製品の出来を決めると言っても過言ではありません。
金型メンテナンス事例から見る“良い金型”
当社の金型メンテナンスサイトでも紹介している射出成形金型は、長期間の使用にも耐えうる設計・加工が施されています。

例えば、
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・摩耗しやすい部分への適切な材料選定
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・ガス抜きや冷却設計の最適化
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・メンテナンスしやすい構造設計
こうした工夫により、
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・成形不良の低減
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・安定した量産
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・長寿命化
が実現されています。
金型は「作って終わり」ではなく、使い続ける中で真価が問われる設備です。
HIRAX AIR shieldの金型の特徴
では、グッドデザイン賞を受賞したHIRAX AIR shieldの金型には、どのような技術が活かされているのでしょうか。
この製品の特徴は、
- ・軽量で快適な装着感
- ・高い透明性
- ・顔周りのフィット性
- ・空気の流れを考慮した構造
といった点にあります。
これらを実現するために、金型には次のような工夫が施されています。

① 薄肉かつ高剛性を両立する成形設計
薄くても変形しにくい形状を実現するため、樹脂の流れを精密にコントロールしています。
② 高い透明性を実現する表面仕上げ
金型の表面精度がそのまま製品に転写されるため、鏡面仕上げなど高度な加工技術が必要です。
③ 歪みを抑える冷却設計
フェイスシールドは視界に関わる製品。
わずかな歪みも許されません。冷却バランスの最適化が重要になります。
④ 安定量産を支える耐久設計
医療・現場用途では大量生産が前提。
長時間稼働でも品質を維持できる構造になっています。
デザインと金型技術は切り離せない
グッドデザイン賞というと「見た目の美しさ」が注目されがちですが、実際には
- ・使いやすさ
- ・快適性
- ・安全性
- ・生産性
といった総合的な価値が評価されます。
つまり、優れたデザインは優れたものづくりから生まれるのです。
HIRAX AIR shieldも例外ではありません。
その形状を実現できたのは、金型で再現できる精度と技術があったからです。
長年の金型製造技術が生んだ受賞
私たちはこれまで、さまざまな射出成形金型を製造・メンテナンスしてきました。
その中で培ってきたのは、
- ・樹脂特性の理解
- ・成形不良への対応力
- ・精密加工技術
- ・現場目線の設計力
といった“見えない技術”です。
これらの積み重ねがあったからこそ、
「機能」と「デザイン」を両立した製品を実現できた
そしてその結果として、グッドデザイン賞の受賞につながりました。
まとめ
HIRAX AIR shieldの価値は、単なるフェイスシールドではなく、金型技術によって支えられたプロダクトデザインにあります。
- ・良い製品は良い金型から生まれる
- ・金型技術はデザインの可能性を広げる
- ・長年の蓄積が新しい価値を生む
これからも私たちは、金型という“ものづくりの原点”から、新たな製品価値を創出していきます。
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