組立図作成における落とし穴
下記組み立てしていて思ったことを綴ります。
どうも、営業部中沢です。
コラム内容
組立図作成における落とし穴
組み立てる前提での図面の書き方があるのはご存知でしょうか?
私は現在SolidWorksを使用して図面を設計しているのですが、アセンブリ(複数の部品から1つの製品を組み立てる作業)にて組立図を作成する際、(他の方はどうかはわかりませんが汗)寸法に矛盾が生じてしまうことがあります。
その原因として、実物を測る際に、組み付けるパーツ同士の原点に辻褄が合わない寸法の測り方をするとこのようなことが起きてしまうことがあります。
それにより、穴位置がそれぞれのパーツごと1~2mmずつズレていき、最終的には完成モデルにおける寸法が実寸法より5mm程ズレてしまい、それを修正するのにだんだん元の形から離れてしまうことがあります。
対策
対策としては原点がどこか、このパーツはどこが大事なのか、考えながら作図をしていくのが必要です。
図1
下記図3に組み付ける上物です。
これは間違っている例として書きましたが
一様にこの書き方が間違っているとも言えないので臨機応変に書けるといいですね。
公差の漢字を間違っているのはご愛敬ということで。
図2
こちらは正解の例として書いてみました。
下記図3と組み立てることを考慮した図面にしました。
図3
こちらの図3は上記の図1・2を組み付ける土台です。
ということで図3と図1・2をⅯ4ねじで組み立てる治具なのですが、原点が組み立てる先の位置関係と違うとどうなるのかを図面に書きました。
設計も人生も原点を見直すことが大切ですね。
営業部中沢がお届けしました。
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